la vie en violette

サンフレッチェとサッカーに染まった日々

【修正中】スタジアム関連ニュース・動画などのまとめ

最近、スタジアム関連ニュースをいくつか調べていたのでそのまとめ



◆スタジアムに関するレポートなど
1つ目はMINTO機構という団体が後悔しているレポート=Urban Study。
2007年5月に公開されたUrban Study Vol.46に掲載された久繁哲之介氏の"都市にサード・プレイスを創る"の8章は「プロサッカーを活用する地方都市再生」というもの

以下、一部抜粋しているがそれ以外の部分も一見の価値はある

8章 プロサッカーを活用する地方都市再生(pdf注意)
《MINTO機構 Urban Study Vol.46 2013年2月15日閲覧》

PFI  (Private  Finance  Initiative)
 神戸ウイングスタジアムPFI 手法を使うことで、ワールドカップ開催国内10都市において最も低コストでスタジアムを整備した。当 PFI のスキームは「公設民営方式」と呼ばれ、土地代を含むスタジアム整備費230億円は神戸市が負担する。そして、コンペで選ばれた民間企業グループは SPC を設立し、その SPC が事業計画から設計・施行、運営まで手がける。 
 SPC による運営の第一歩として、当初からの予定通りにワールドカップ終了直後、スタジアム客席を 42000 から 34000 に減らす改修工事を行った。この改修を前提にした設計と改修工事により、初期工事費と毎年のスタジアム維持費の削減を可能にした。この改修とあわせて、敷地内にはプール付トレーニングジムやフットサル兼テニスコート等を整備した。この施設を神戸市が掲げる「神戸アスリートタウン構想」を推進する中核施設と位置付け、低額会員制フィットネスクラブとして市民に開放している。このように、神戸市はスタジアムの建設・運営をプロサッカー以外の視点でも「都市活性化」と位置付けている。 



2つ目は2011年10月に北九州市で開催された" 「新球技場について考える」シンポジウム"

北九州市のホームページにて議事録が公開されているので、これも読む価値あり。
以下の抜粋はJリーグ理事の傍士銑太氏とジェフ千葉高橋薫氏の話

スタジアムについて考えるシンポジウム 議事録(pdf注意)
北九州市ホームページ 2013年2月15日閲覧》

【傍士氏】
 高橋さん、「街なか」といえば、フクアリ蘇我駅から10分くらいですけど、どういった効果があると思いますか。 

【高橋氏】 
 スタジアムを作るときに、駅からちょっと距離が欲しいなと思ったのは、試合に来たお客さまが勝ってうれしい、負けて悔しいということで、ちょっと飲んで帰ろう、となるようにしたかった。そう言う人を受け入れる空間が必要だし、それが次のコミュニティを生んでいく、サッカーを見るだけじゃなくて、その後、仲間と飲んで嬉しいという、ずっと付随していくような楽しみを生むためには、例えば居酒屋がたくさんあるとか、そういうことが必要だと思うし、そういう空気がつくれることがいいなあと思います。あと街の雰囲気。蘇我駅から8分くらいかかるが、街路灯にバナーがぶら下がるとか、マンホールがジェフのデザインになるとかだったり、駅を降りてから、スタジアムへ向かうまでに高揚感が高まる仕組み、なんとなくわくわくする雰囲気をつくることが大事だと思います。駅に降りた瞬間に、ああスタジアムに来たなという雰囲気をつくる、そんなまちづくりがいいと思います。 



最後に2013年1月26日に信州大学で開催された、第6回Jクラブフォーラム「理想のサッカー・スタジアムを目指して ~その構造・機能・プロモーションを問う~」のレポート。
ガンバ大阪のスタジアムの設計施工者である竹中工務店の講演に注目が集まりました

【参考】
2013.1.26 Jクラブフォーラムガンバ新スタ講演レポ
Togetter 2013年2月15日閲覧》

 



◆Jリーグを創った男・佐々木一樹
第1回 「夢」を実現した軌跡をたどる
第2回 順風満帆ではなかったプロサッカーの船出
第3回 大きな夢に向かって踏み出した第一歩
第4回 理念の実現に向けたリーグの拡大
第5回 Jリーグ最大の「事件」 社会問題となったフリューゲルス
第6回 自国開催のW杯を経て「変化の時代」に
第7回 安定したクラブ経営を目指して
最終回 30周年、そしてその先に向けて


スポーツナビで連載があった佐々木一樹氏のコラム。
Jリーグ創立時から今までの流れを学ぶツールとしても充実している

最終回 30周年、そしてその先に向けて
スポーツナビ 2013年2月15日閲覧》

未来はスタジアムに負っている
 「しかし10年後、20年後といった『未来』を考えれば、最も大事なのは、何よりもスタジアム環境の整備ではないでしょうか」 佐々木さんはそう強調する。
 「Jリーグがスタートしたころには、小さくて貧弱なスタジアムばかりだったのですが、Jリーグが盛り上がるなかで、収容数の増大、女子トイレの数を増やすなど、主としてスタジアムの所有者であるホームタウンの自治体にいろいろな改修をしていただきました。そして2002年ワールドカップ(W杯)開催を契機に大型のスタジアムも増えました。しかしそれも10年も前のことです。新しい時代のスポーツ観戦に適したスタジアム、時代の要求に適した、あるいはその先をゆくスタジアムづくりの努力を怠ることはできません」

 



◆スタジアム関連ニュース
1つ目の動画は先日テレビ東京系列で放送されたFOOT×BRAIN。
"理想のサッカースタジアムとは?"の動画が来ています。見れなかった人は是非。
見た上で興味を持たれたらJリーグ公式サイトの百年構想のある風景もどうぞ




2つ目の動画は2010年に栃木県経済同友会が主催したシンポジウム、"進化を続ける世界のスタジアム ~ホームと地域社会のために~"の動画がyoutubeにアップされていました

【参考】
進化を続ける世界のスタジアム(Rev.F)
《清陵晴れ 2013年2月15日閲覧》





残りは興味があればどうぞ





【日本サッカーが目指すスタジアム像とは】

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◆おまけ=海外のスタジアムネタなど
フランスのFCジロンダン・ボルドーが新スタジアム建設に向けて動いている。
名称はGrand stade de Bordeaux。事業費1.7億ユーロで完成は2015年の予定




もう1つは2010年に完成したメルボルン・レクタンギュラー・スタジアム。
事業費は2億6750万ドルでAリーグメルボルン・ビクトリーメルボルン・ハートの両チームの本拠地であるだけではなく、NRLのメルボルン ストームとスーパーラグビーメルボルン・レベルズの4チームの本拠地となっている

現在スタジアムは完成しているのだが、こちらは完成前の紹介動画






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