第12回サポカン ~サンチェははこの先生き残れるのか~
先日の通信簿の内容がほとんどサポカンの内容と一致してしまう事態。
この上さらにサポカンの話題を掘り下げるのは辛いので軽めのネタにしてみました。
4日連続更新となりますが、大半は画像なのでリラックスして読んでいただければ。
題して「サンチェはこの先生き残れるのか」です。
[Ⅰ]オフィシャルマスコットとは思えぬ厳しい立場
まずはサポーターズカンファレンスでの小谷野社長のコメントから振り返りましょう。
1)クラブについて(小谷野薫社長)
《第12回サポーターズカンファレンス議事録》
回答 (小谷野社長)
それから「より親しみやすいキャラクターを」ということですが、そもそも私をモチーフにした「こやのん」というキャラクターもサンチェが不人気でそれのてこ入れ策という形で誕生したものです。サンチェもお蔭さまで昨年末のマスコット大賞において主演男優賞をいただきましたので(笑)、現状のサンチェの路線を基本としてどこまで行けるかを今年一生懸命試してみて、それでダメだったらかなり全面的な改善をしても良いのかなという思いです。この辺は我々スタッフの方でサンチェをどうやって街中に広めていくのかとも関わってくるところです。
それと他の方々からも「オフが短くてイベントに選手を出せないのであればサンチェをもっと出したらどうか」という意見もありました。その通りとは思うんですが、実は今のところほとんどそういう依頼が来ていません(笑)。そういう依頼が来るようにサンチェを改善、もしくはモデルチェンジしていくのは重要なのかなとも思います。先週末に浦安のディズニーランド内のホテルで行われた選手の結婚式にお招きいただいて、そこでディスニーキャラクターの余興に接したのですが、ミッキー、ミニーを一流とすると、やはりサンチェの動きや表情は現状で四流だと思いました(笑)。これはもうちょっと体を張って頑張ってもらわなくてはいけないな、という思いを新たにしました。
特に解説するまでもなく手厳しいコメントが並びます。
社長の話にもあるように、サンチェを有効活用できれば広報的には大変便利。
しかし現実問題それをやるほどのメリットがないということでしょう。
マスコット改革は小谷野社長が就任してからスタートしました。
では、なぜ改革が必要だったのか。
すべてはこの2013年Jリーグマスコット総選挙の結果に起因します。
《J's GOALアーカイブより》
なんだかよく分からないドヤ顔をしていますが結果は32位。
全37キャラクター中32位というのはある意味驚異的な成績です。
ゼロックススーパーカップで戦うチームのマスコットだというのに。
しかも調べていて驚くべき結果が出てきました。
J's GOAL フォトニュースで検索したところ「サンチェ」が該当するニュースは次の通り。
2012年まではびっくりするほど取り扱われていなかったことが判明。
試合会場では仕事をしていましたが、確かにテコ入れしたくなるのも分かります。
ではテコ入れした2013年はどうだったのでしょうか?
[Ⅱ]サンチェの通信簿=キックオフカンファレンス編
サンチェの初仕事はゼロックススーパーカップではありません。
この試合の前日に開催されている毎年恒例のキックオフカンファレンスなのです。
ここでゼロックス前哨戦とばかりに柏レイソルのレイくんと腕相撲対決をしました。
《J's GOALアーカイブより》
ちなみにベガッ太さんは総選挙1位、ヴィヴィくんは新加入ということで同席。
はたしてその結果は…。
《J's GOALアーカイブより》
サンチェの勝利。ここまではよかった
《J's GOALアーカイブより》
FUJI XEROX SUPER CUP 2013 前哨戦!? サンチェvsレイくんの対決やいかに…
《J's GOALアーカイブ2013年2月22日付》
WINNERと書かれたボードを高々を掲げるサンチェ。泣いてしまったレイくんはベガッ太とヴィヴィくんに慰められていました。
負けた方が目立っとるやないかい。
完全に試合に勝って勝負に負けた典型的パターンと言えます。
なお、ベガッ太さんとヴィヴィくんはそれぞれ別の場所でしっかりとアピール。
なぜ32位なのかが十分伝わってくる結果だったと言えるでしょう。
[Ⅲ]サンチェの通信簿=こやのん誕生前夜編
大変残念なオフィシャルマスコットではありますが色々仕事はしています。
5月にはガラスの里の協力で母の日ハーフタイムプレゼント企画を実施。
当選者に「紫のカーネーション花束」を届けるという粋な企画です。
ただ、残念なことにB級のホラー映画に出てきそうな雰囲気になってるんですが。
《サンフレッチェ広島より》
6月には臨時駐車場の芝刈りを手伝いました。
なんかやけに似合っていますが、これはスタジアム活動の一環でしょう。
《サンフレッチェ広島より》
【サンチェが臨時駐車場の草刈りを行いました!】
《サンフレッチェ広島フォトニュース 2013年6月14日付》
6月23日(日)の柏レイソル戦に向けて、スタッフが行う予定だった臨時駐車場の草刈りに、サンチェが志願の参加! 写真は朝6:30のスタート時。サンチェもやる気に満ちています!
しかしこれだけ頑張っても状況は好転することがありませんでした。
8月にはいよいよ悲壮感が漂う残暑見舞いをベガルタ仙台に送るところだったそうです。
《サンフレッチェ広島より》
このままではどうしようもなくさそう…と思わせる展開。
そこでクラブは次なる一手を打ってきました
そう、こやのんの誕生です。
[Ⅳ]サンチェの通信簿=こやのん誕生編
サポーター間でひっそりと話題になっていた社長のキャラクター化。
しかし、どうしてそれを公式が本当に実行すると予想できましょうか。
《J's GOALアーカイブより》
サンフレッチェ広島 新キャラクター『こやのん』誕生のお知らせ
《サンフレッチェ広島 2013年9月16日付》
このたび、サンフレッチェ広島の新キャラクター『こやのん』が誕生しましたので、お知らせいたします。なお、9月21日(土)vs.アルビレックス新潟(@エディオンスタジアム広島、14:00K.O.)において、『こやのん キーホルダー』を販売開始、『こやのん オリジナルステッカー』を先着10,000名様にプレゼントいたしますので、併せてお知らせいたします。
社長という立場にもかかわらず体を張ったお仕事お疲れ様です。
余談ですがこのこやのん人気は恐ろしいほど反響がありました。
グッズを追加増産しても売り切れ続出。
その一連の話はオフィシャルDVDに収録されているようです*1。
話をサンチェの方に戻しましょう。
この日からサンチェの苦難の日々(?)が始まりました。
広島:サンフレッチェ広島社長マスコット会見
《J's GOALアーカイブ 2013年9月20日付》
さらに、「このまま人気低迷が続けば、キャラクター・デザイン変更も視野に入れねばならない」「サンチェ・フレッチェの来期の契約は白紙」などと、厳しい言葉が突きつけられ、思わずサンチェは崩れ落ちた。切ない。なんと切ない。しかし、小谷野社長は「結果を出してほしい」と注文する。
オフィシャルマスコットにもかかわらず戦力外通告の危機。
これに対してサンチェも早速悩み出し…。
《サンフレッチェ広島より》
「シーズンパスうりタイ」に参加してみたり((2014シーズンパスPR隊『シーズンパスうりタイ』10月5日(土)より、活動開始のお知らせ《サンフレッチェ広島 2013年10月4日付》。}}。
《J's GOALアーカイブより》
体を鍛えてみたり。
《J's GOALアーカイブより》
勉強してみたり。
《J's GOALアーカイブより》
タクシーを使ってみたり。
賄賂を贈ってみたり。
様々な手を講じますがすべてが無駄足。
季節は冬。オフィシャルマスコット交代も現実味を帯びてきました。
[Ⅴ]サンチェの通信簿=QBK(急にビッグな追い風が来たので)編
12月。サンチェにとっては予想もしない棚ぼたな出来事が起こります。
なんとオフィシャルマスコットの窮地とは無縁のチームは見事J1連覇を達成。
J1優勝賞金2億円を獲得することができたのです。
そのおかげでクラブはサンチェと契約延長することを決定。
さらに、数日後には2013年夏までは誰も予想しなかった事態が起こります。
《J's GOALアーカイブより》
第2回 輝く!Jリーグマスコット大賞 主演男優賞発表!
《J's GOALアーカイブ 2014年1月26日閲覧》
■主演男優賞:サンチェ(広島)
Jリーグマスコット総選挙でサンチェが37マスコット中、32位と撃沈したことで、代わりに小谷野薫社長をモデルとした「こやのん(写真右)」が誕生(誕生会見の内容はこちら)。更に、「サンチェ・フレッチェの来期の契約は白紙」という事も明らかになるなど、波乱の1年となったサンチェでしたが、10月以降熱心な活動をスタート。J's GOALのコメントランキングでも11回デイリー1位を獲得しており、「表情豊かになってきた」との声もチラホラ。果たして今後のサンチェの運命はいかに…今後の展開が最も注目されるマスコットです。
※12月25日、無事にサンチェの元に来季契約のお知らせが届いたようです。
サンチェが目立っている…。
しかもこの「主演男優賞」という賞は、は昨年該当者がいませんでした*2。
つまり初の受賞者がサンチェだったということなのです。
大逆転で契約延長を勝ち取り表彰される。
まるで2013年のサンフレッチェを模倣しているかのようですね。
ただし、サンチェの場合、こんな簡単に試練が終わるわけがありません。
[Ⅵ]サンチェのために出来るたった2つのこと
フレッチェちゃんは「結んでてよかった複数年契約」で無事でした。
しかし、サンチェは条件付きの契約延長だったようで…。
- マスコット総選挙で31位以上になること
- 織田強化部長への謝罪(賄賂の件)
- 年間パスの販売促進(目標6000件)
これらの条件を何とかクリアする必要があります。
というわけでサンチェを助けると思ってマスコット総選挙に投票しましょう。
《J's GOALより》
1人1日1マスコットにつき1票まで投票が可能。
J's GOAL、Twitter、Facebookのアカウントがあれば投票できます。
また、年間パスの購入もよろしくお願いします。
サンフレッチェ広島の年間パスは割引率の高さが魅力とされています。
しかし、私個人としては優先入場が可能であることも大きな魅力だと思います。
昨年の開幕戦やホーム最終戦の入場待ちで苦労した人は多いのではないでしょうか。
年間パス保持者は30分前に先行入場が可能となります
これは早く入場できるだけではなく長い時間待たなくていいというメリットでもあるのです。
2014年シーズンは平日開催や日曜日開催も昨年以上に増えます。
土曜日固定制から解放されていますので躊躇っていた方にもオススメです。
営業部長もここまで言ってくれてますし、サンチェのためにもよろしくお願いします。
1月末までに購入すればACL初戦に間に合いますよ!
《サンフレッチェ広島より》
*1:サンフレッチェ広島オフィシャルDVD「サンフレッチェ広島2013 一丸」 通常版 2月15日(土)より販売開始のお知らせ《サンフレッチェ広島 2014年2月10日付》。
*2:【第1回 輝く!Jリーグマスコット大賞】各賞の受賞マスコットを発表しました!《J's GOAL 2012年12月30日付》。