【プレビュー】2015年天皇杯 Round16 徳島戦に向けて
[Ⅰ]過去の対戦成績
[Ⅱ]事前情報
◆累積警告・出場停止
選手名 | 1枚目 | 2枚目 |
皆川佑介 | 3回戦/C2 |
(編注)
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 は累積2枚で出場停止となる。
根拠条文は2014年3月13日開催の第3回JFA理事会における協議事項9「天皇杯全日本サッカー選手権大会 開催規程・運営要項変更の件」。
2014年第3回JFA理事会 関連資料No.7②
《JFA 2015年11月9日閲覧》
第46条〔警告による出場停止処分〕
①本大会で累積された警告が2回となった選手は、自動的に本大会次回戦の試合1試合の出場停止処分を受ける。
◆負傷者
発表日 | 選手名 | 診断名・手術名 | 全治 | 復帰予定 |
7月9日 | 川島裕大 | 左アキレス腱断裂手術 | 5ヶ月 | 12月第2週 |
9月29日 | 柏好文 | 左膝内側側副靭帯損傷 | 4週間 | 11月第1週 |
11月1日 | 吉野恭平 | 右肩関節亜脱臼 | 3週間 | 11月第4週 |
(11月7日) | 水本裕貴*1 | - | - | - |
[Ⅲ]今節の見所
◆事前情報では優位
対戦チームの徳島ヴォルティスは佐藤晃大、アレックスをはじめとして負傷者が続出。
また、前述したように対戦成績でもこれまで5戦して5勝という好相性。
さらに、広島は土曜日のリーグ戦からの中3日ですが、徳島は日曜日だったため中2日。
事前情報だけを見れば広島優位は動かないでしょう。
中国新聞もかなり楽観的な記事を掲載するのではないかと予想しています。
しかし、広島はこれまで若手主体で戦っており、今回もその可能性がゼロではありません。
少なくとも森崎和幸やミキッチなどのベテランは休養を与えることになると思います。
したがって、これまでの対戦成績は参考にならない可能性が高いとみています。
相手チームを侮ることなく確実に勝利をものにしましょう。
◆同窓会
3回戦で対戦した熊本に引き続き、縁の深い徳島との対戦。
広島側では、塩谷司(徳島県出身)、柴崎晃誠(2013年まで徳島に所属)、ドウグラス(レンタル移籍元)。
徳島側では、小林伸二監督(元マツダ選手・元広島ユース監督)、大崎淳矢(2012年まで広島に所属)、橋内優也(2009年まで広島に所属)。
ただ、残念ながら橋内優也は負傷により欠場が濃厚。
また、ドウグラスも移籍契約上出場が不可能となっています。
それでも久しぶりに見る顔は楽しみです。
◆次節達成可能な記録
今回は省略。
[Ⅳ]人生には三つのものがあればいい。希望と勇気とサムマネー。(チャールズ・チャップリン)
シーズンも終盤となってきて、自然と頭をよぎるのは選手契約の話。
選手を慰留し、より戦力を強化するためにはどうしても資金が必要となります。
先日、中国新聞が報じましたがJリーグの賞金は次のとおり。*2
頂点取る 年間V・勝ち点1位+第2S優勝=2億3000万円
《中国新聞 2015年10月27日18面》
J1広島が今季から新設されたチャンピオンシップ(CS)進出を決めた。年間王者を決定するポストシーズンを制すれば、2年ぶりのタイトルと賞金1億円を手にする。残り2試合で年間勝ち点1位と第2ステージ優勝を決めれば、賞金は最大で2億3千万円。クラブ経営にも大きなプラスとなる。
CSは年間勝ち点3位までと第1、第2ステージ優勝チームが出場権を獲得する。賞金は年間優勝が1億円、ステージ優勝が各5千万円。年間勝ち点1位は8千万円、2位が3千万円、3位は2千万円をそれぞれ得る。
2014年までは7位までがJ1リーグの賞金圏だったのですが、狭き門となりました。
村井チェアマンはこの変更について、「Jリーグは協調から競争のフェーズに入った」とコメントしており、上位に手厚く配分する方針へとシフトしているようです。
そんな時代となったこともあって、カップ戦の賞金は馬鹿にできません。
天皇杯を勝ち進むとチーム強化費という名の賞金が用意されています。
そして、その賞金金額が第95回大会(2015年)から変更になりました。
それまでは優勝賞金1億円、準優勝が5000万円、3位の2チームが2000万円。
それが今年からは優勝から3位までの賞金額は据え置きで、8位のチームに1000万円が支給。
《出典:2014年第11回JFA理事会 関連資料No.10》
つまり、徳島戦で勝利すると1000万円が確定。
来シーズンはACL出場が確定していることもあり、ゲットできれば非常に嬉しいボーナスです。
賞金もモチベーションにしつつ、1試合でも多く今のメンバーで戦えるよう頑張りましょう。