サンフレッチェ広島 2013年通信簿(後編)
前編・中編を経て今回が最終回です。
awayisum.hateblo.jp
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画像が多かったので3分割しましたが、その煽りで内容薄めになっています。
通信簿ラストは2013年シーズンを踏まえ、2014年シーズンに向けて。
まとめに代えて私個人が考える今年の目標について触れておきたいと思います。
なお、当記事はサポカンの議事録公開前の情報を元に作られています。
若干整合性がとれない部分があると思いますがご了承ください。
[Ⅰ]3期連続のタイトルを目指して
あえて3連覇とは書きません。
前編でも引用したように、今現在のサンフレッチェの目標は3連覇ではないと考えています。
まずは勝ち点40に載せて、そこから狙えるタイトルをとるのが目標になるでしょう。
サンフレッチェは決して経営規模的に上位ではありません。
むしろ残留争いをしても決しておかしくない経営規模なのがよく分かります。
そうは言いつつ、矛盾するようですがタイトルも必要ではあるのです。
某市長の発言で波風が立ちましたが、スタジアムへの近道はタイトル獲得。
上記比較を見ても今の選手と監督は素晴らしいパフォーマンスを発揮していると思います。
ファン・サポーターも一丸となって全力で次のタイトルを狙いましょう。
そして外野から散々「手を抜いた」などという根拠のない批判を受けたACL。
今年こそは去年と違って怪我人もなく、全力で挑戦したいですね。
[Ⅱ]3期連続の黒字を目指して
これは前項よりも遙かに必須と言える目標です。
クラブライセンス制度のスタートにより、3期連続赤字でライセンス剥奪。
できる限り毎期黒字にしておくに越したことはありません。
幸い、2012年度及び2013年度は優勝効果もあっての黒字(見込み)。
仮に2014年度にタイトルを獲得できなかったとしても確実に黒字にする努力が必要。
となると重要なのは社長も繰り返し述べているように年間パスです。
経営安定さらに努力 サンフレ小谷野社長に聞く
《中国新聞 2014年1月16日19面》
ーさらなる安定化に向け、14年度(14年2月~15年1月)に取り組むべきことは何ですか。
現時点で6千万円程度の黒字となる予算案を考えている。そのためにも集客が重要だ。13年はリーグ17試合で27万5556人だった観客動員を、今季は28万6千人に増やす。課題として、サンフレに関心があってもスタジアムに来たことがない人をどう呼び込むかがある。試合ごとにテーマを持たせる取り組みを強化した上で、チームの魅力を分かりやすく伝える。選手にも、どんどんメディアに露出してほしいとお願いしている。
ー年間パスの売り上げも鍵となります。
昨季は過去最高の4824件で、今季は6500件を目標に設定した。現時点では5千件台にとどまる可能性があるので、告知を強化する。連覇で興味を持つ人は増えた。積極的に働き掛けたい。
先日(1月21日)のサンフレッチェ ラジオ・サポーターズクラブ GOALでの話によると、今年の年間パスの売り上げは昨年と同水準という話。
今季の目標である6500件に全く届いていません。
1)クラブについて(小谷野薫社長)
《第11回サポーターズカンファレンス議事録》
【観客動員について】
また、「クラブ経営上の一番の課題は何か」というサポーターの方々からの質問に答えるならば、喫緊の課題としては、個人観客向けのシーズンパスの売り上げが伸び悩んでいることが、経営の安定性という観点からは依然として大きな課題です。クラブ史上初めて4,500枚の大台に乗りましたが、大抵のJリーグ優勝クラブで、翌年のシーズンパスは6,000枚程度を販売しています。また、他のJクラブですとシーズンパスとレプリカ・ユニフォームの販売数は大体同じくらいです。今年はJリーグとACLとで2着ご購入いただいたサポーターの方もいらっしゃいますが、それを考慮しても約7,000人がレプリカ・ユニフォームを購入している。うちのシーズンパスの販売数は、スタジアムの立地条件など色々考えてもやはり物足りないなと私は考えています。また、シーズン後半に向けてのハーフ・シーズンパスも売れていない訳ではありませんが、われわれの見込みほどではないという事実もあります。
サポーターとしてもこの呼びかけを続けることが必要になってくるでしょう。
また、同時に観客数増加のための努力も引き続き必要となってきます。
スタジアムに知り合いをどんどん連れていきましょう。
[Ⅲ]スタジアム問題の正念場
ガンバ大阪、京都サンガ、ギラヴァンツ北九州、AC長野パルセイロ。
それに加えて山形、清水、富山などでも浮上するスタジアム構想。
なかなか前に進んでいる感触が得られない広島ですが2014年は重要な一年です。
サッカースタジアム検討協議会は3月に中間報告、秋に最終報告を提出予定。
今年の活動で全てが決まる可能性は十分にあり得ます。
そして2015年4月には第18回統一地方選挙が控えています。
誰がどう考えてもサッカースタジアム建設が最大の争点の1つになることは濃厚。
このポイントが分水嶺になることは想像に難くありません。
様々な主張が入り乱れて混乱しがちですが、やることはシンプルです。
周りの人にサッカースタジアムの話をし、旧広島市民球場の話をすること。
決して重い話をする必要はありません。話題に用いることが重要なのです。
そして常にこの話題に対してアンテナを高くしておくこと。
- 難しいところはクラブに任せて私たちは草の根活動を続ける
- クラブの持ってくる話題には全力で食らいつく
- 絶対に気持ちを切らせない
この3点を意識することが必要なことです。
無理矢理押し込んだのでとってつけた後編になっています。
申し訳ありません。数日後に次の更新があるのでそれでご容赦願います。
今年は色んな意味で我慢の戦いとなることでしょう。
今後もサンフレッチェが成長し続けるために必要な山場といえるかもしれません。
最後に。今年1年頑張るために必要な合言葉で。
《サンフレッチェ広島より》