サンフレッチェ広島 2013年通信簿(中編)
前編に引き続き通信簿を付けていきましょう。
前回は成績と経営面に絞った話でしたが、今回は情報開示と企画発案について。
画像マシマシの構成となっております。
なお、当記事はサポカンの議事録公開前の情報を元に作られています。
若干整合性がとれない部分があると思いますがご了承ください。
[Ⅴ]情報開示…【もっと頑張りましょう】
小谷野社長が就任して最も大きな変化はサポカン議事録の公開の早さ。
第11回の議事録は1週間以内に公開と迅速でした*1。
また、決算資料をホームページ上で公開することも過去なかったと記憶しています。
「株式会社サンフレッチェ広島 第21期の決算数値の報告」について
《サンフレッチェ広島 2013年4月12日付》
株式会社サンフレッチェ広島は、本日(4月12日)に平成25年度第2回取締役会を開催し、第21期(平成24年2月1日から平成25年1月31日まで)の決算数値につき承認をいただきました。会社全体の売上高は、J1優勝特需を反映して過去最高の31億7千6百万(第20期は26億7千6百万円)となり、営業利益は2億2千7百万円(同5百万円)、当期利益は2億2千2百万(同7百万円の当期損失)となりました。
これまでプレス等に回答していた従来の当期利益見通しは1億7~8千万円でしたが、年末・年始のグッズ販売において優勝記念グッズ以外の商品も予想を上回る売上げを計上したこと、オフシーズン・イベントをはじめ経費合理化が予想以上に進行したこと、ドル高・円安によりFIFAクラブワールドカップJAPAN2012の獲得賞金に運用益が出たこと等から利益の上方修正となりました。お蔭様で、昨年の減・増資の実施時に株主の皆様にお示しした「経営再建5ヶ年計画」による累計利益2億円の公約を初年度の1年間で達成いたしました。
今後の当社の経営は、特にチーム強化面やマーケティング面で従来以上の柔軟性をもって臨めることになります。一方で、昨年のJ1優勝特需を除いて考えると、現在の当社をとりまく経営環境は依然として厳しいと言えます。観客動員増やスポンサー収入の増加を中心に、今後も全社一丸となって収入拡大と利益確保に努力する所存です。
新スタジアム建設運動ともども、サンフレッチェ広島にこれまで以上のご支援とご声援を宜しくお願い申し上げます。
これは2012年の減資→増資の際に提出した経営再建計画の影響かもしれません。
そうだとしても、こうした情報開示はステークホルダーの信頼を得るために重要です。
2014シーズン クラブライセンス交付のお知らせ
《サンフレッチェ広島 2013年9月30日付》
本日、クラブライセンス交付第一審機関より、サンフレッチェ広島に対し、2014シーズンに関するJリーグクラブライセンス付与決定が通知されましたので、お知らせします。なお、クラブライセンス交付第一審機関からの通知内容は、以下の通りです。サンフレッチェ広島では、引き続き観客の皆さまへのホスピタリティ向上に努めるとともに、サッカースタジアム建設早期実現に向けての活動を行って参ります。
またクラブライセンスについてもきちんと公式発表されるようになりました。
こちらにはスタジアム建設運動の思惑も混じっているでしょうが。
他にもシンポジウムの資料やサッカースタジアム検討協議会の配付資料。
そういったものも公開してくれるようになったことは大きな変化ではないでしょうか*2。
ただし、ここまでのことは本来やるべきであったことができるようになったということ。
一方で、新規の株主及びスポンサー情報についてはほとんどアナウンスできていません。
e-Vpointでの新商品の取り扱いの宣伝も非常に弱いままです。
他の部分でもさらなる改善が求められます。
[Ⅵ]企画発案…【大変良くできました】
具体例を挙げるまでもなく2013年のサンフレッチェは面白かったと断言できます。
前編でも取り上げたこやのんグッズだけではありません。
平日開催の観客数大幅減を防ぐため企画された「駆けつけ割!」。
《サンフレッチェ広島より》
想像以上の反響を呼んだアニメ「たまゆら」とのコラボ。
ファン感謝デーのUSTREAM配信。
《サンフレッチェ広島より》
サンチェ主演の携帯サイト企画。
《J's GOALアーカイブより》
Jリーグ最終節のPVおよび優勝報告会を旧広島市民球場跡地にて実施。
《サンフレッチェ広島より》
2012年度の黒字で経営的な足かせが外れ。新社長となってマンネリが打破され。
様々な理由はあるとは思いますが、とにかくフットワークが軽かったように感じます。
その最大の象徴でもある試合企画の煽り画像をまとめてみました。
今回の内容としてはここまでです。画像を見ながら1年を振り返ってみてはいかがでしょう。
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
《サンフレッチェ広島より》
後編に続きます。
*1:なお、第12回サポカン議事録は18日開催で23日公開とこちらも1週間以内だった。
*2:サッカースタジアム建設 広島で早期実現を!《サンフレッチェ広島 2016年3月5日保存分》。